光線療法とは?

可視総合光線療法とは

太陽光線は、私たちが活力に満ちた生き方をするために、最も重要な役割を果たしているものの一つです。太陽は、地球上のすべてのいのちの源といえます。

光線療法の歴史

19世紀末、N・R・フィンゼンが、カーボンアーク灯を発明しました。カーボンアーク灯は、太陽光線とほほ同じ成分を持つ光線を人工的に作り出すことができます。この発明で、外的条件によらず光線療法が可能となりました。1903年、フィンゼンはノーベル賞を受賞しています。

日本では、黒田一明光線研究所所長の祖父にあたる黒田保次郎氏が、1931年に光線治療所を開業したのが始まりです。

幅広い光を生かす光線療法

英国のような高緯度の国に住んでいますと、どうしても太陽光線にあたる時間が不十分となります。その結果、鬱などの精神症状や、ビタミンDの欠乏などが引き起こされるのは、よく知られた事実です。

光線療法では、専用の治療用カーボンを燃焼させて太陽光と同じように紫外線・可視線・赤外線を含んだ連続スペクトルの光線を皮膚に直接照射します。痛みの軽快、炎症の緩和、ホルモンバランスの改善などの効果が見られます。(短波長の有害紫外線は含まれていませんので、しみや日焼け等の心配はありません)

代表的な光線療法の効果

1.光化学作用

2.深部温熱作用

3.生体リズム調整

4.鎮痛・消炎作用

5.免疫調節作用

光線療法で用いられるスペクトルの光には、以下のような効果があるとされています。

近紫外線(290~380nm)

・ビタミンDの生成、
・ビタミンDはカルシウム吸収を助けて骨質を強化、
・ビタミンDはメタボとロコモを改善。筋量増加、筋力増強、転倒予防、骨折予防。
・ビタミンDはがん細胞の増殖を抑える。抗がん剤の作用を増強する。
・ビタミンDは心血管死を低下させる。循環機能や免疫機能の強化、
・殺菌効果、かゆみの抑制、角化細胞の抑制。

可視光線(290~380nm)+

・線維芽細胞(肉芽)の分化(増殖)作用
・免疫賦活作用
・生命活動に必要なエネルギーを生み出す細胞内のミトコンドリアを活性化させて細胞内呼吸・新陳代謝をたかめ,内臓器官の働きを強化します。
・セロトニンやメラトニンなどの分泌に作用し、時差ぼけや不眠、うつを改善。
・赤い光はコラーゲン再生、黄疸の改善(解毒)を促す。
・ヘモグロビンは可視光を吸収して増加(造血作用)し、血色が良くなる。
・赤色光は創傷治癒を促進する。
・青色光は緑膿菌などの日和見菌を殺菌する。

近赤外線(290~380nm)

・筋肉痛、関節痛、内臓痛などの痛みや腫れの軽減。この熱エネルギーと光エネルギーは、全身の細胞に酸素を運ぶヘモグロビンを増加、活性化するため、全身の細胞に新鮮な酸素がいきわたります。
・近赤外線の自律神経の安定作用(食欲、睡眠、不安軽減)

つまり、特定の波長を取り出して照射するのではなく、太陽光をそのままいただくことに意義があります。したがって、光線治療は血行を良くし回復力を高める為、適応の範囲が広く、病気や種々の症状を改善される事が期待されます。

光線治療に関するよくあるご質問

治療器具について

画像の説明
  • 当治療院では(財)光線研究所が推奨する光線治療器「コーケントー」を使用しています。
  • これは故黒田保次郎氏が昭和初期、ドイツ製の器械を日本に持ち込んで日本で初めて普及させた歴史があり、ガンやアレルギーなどの難病、原爆症に至るまで様々な疾患に治療効果をあげてきたものです。
  • 5種類の治療用カーボンを使い分けてひとりひとりの治療の目的、症状に対応しています。

光線療法の効果と実績

光線療法は、昭和初期より、約80年間に渡り、多くの日本人の健康の維持と病気の苦しみからの回復に寄与してきました。