光線療法と花粉症

光線療法

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光線研究 589号より抜粋

治療例1花粉症・五十肩

62歳 女性 主婦 161cm 49kg

症状の経過

30歳代前半に花粉症を発症。毎年スギ花粉の時 期2月〜4月は眼の痒みや鼻 水、鼻詰まりがあった。53歳時、 右肩が五十肩で腕を後ろに回す のが困難になった。友人に光線治療を紹介され、早速治療器を 自宅に用意したが自己流治療で は不安なので、的確な治療法確認のため当附属診療所を受診した。

光線治療

治療用カーボン3 001-4008番を使用。照射部位は⑦②⑤⑥、右肩部⑩⑯④。
⑦⑩各10分間、他部位各5分間照射。

治療の経過

2月から自宅で ほぼ毎日光線治療を行い、五十肩は2カ月で完治。その2カ月の間、光線照射後は眼の痒みなど花粉症の症状は一時的に改善したが、数時間後には元に戻り症状軽減状態は持続しなかった。5月以降、花粉症の症状がなくなったがアレルギー体質改善を目標に光線治療は継続していた。

治療開始4年後の57歳時、杉花粉時期に症状は出るが我慢できる程度で毎年使用の内服薬や点眼薬は使わずに済んだ。58歳時、薬の使用なしで症状はほとんど出ず、その後、62歳の現在に至るまで花粉症は、落ち着いた状態を維持している。

治療例2 花粉症・喘息

69歳 女性

症状の経過

20歳代頃から鼻が詰まりやすく、35歳時に副鼻腔炎の手術を受ける。手術後鼻の調子は良くなったが、40歳代から鼻詰まりが再発。病院検査で副鼻腔炎ではなくブタクサにアレルギー反応があり花粉症の診断を受けた。秋に特に症状がひどくなり、眼の痒みも出ていたが、鼻炎はほぼ1年中出ていた。

55歳時、咳が止まらず病院検査で喘息の診断を受けた。知人から光線治療を勧められ、光線研究所附属診療所を受診した。

光線治療

治療用カーボン3001-4008番を使用。
両足裏部・両膝部・腰部・左右咽喉部(2号集光器)・眼鼻部(1号または2号集光器)⑦ ②⑥③④⑯を各5~10分間照射。

治療の経過

10月から自宅に光線治療器を用意し毎日治療を行い、当所への通院治療も月2回行った。治療1カ月後、眼の 痒みは治まり咳・痰が軽減し、 夜中に目覚めることがなくなっ た。2カ月後、鼻呼吸がスムー ズにできるようになった。秋以降もできるだけ光線治療を継続した。

翌年の秋、鼻は詰まるが、光線照射後はしばらく軽減し、例年より楽に過ごせるようになっ た。普段は仕事や趣味に忙しく、 光線を休むこともあるが、夏頃 から照射すると鼻詰まりは軽く 済み助かっている。喘息薬を使 用せずに発作は出ていない。

 

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